WhatsApp の巨額買収をどう見るか

190 億ドル(約1兆9千億円)という巨額のカネが動き・・・・フェイスブックとグーグルが競ったことが火に油を注いだ。

一方 アップルを次のように見る筆者のコメントが興味深い。

アップルは WhatsApp の買収など考えたこともないと思う。何十億ドルもの巨大買収なんてアップルはしたことがないというのがひとつ。むしろアップルは小さな会社を買う傾向がある。もうひとつは、WhatsApp によってアップルに何が得られるのかという点だ。アップルにはすでに iMessage がある。自分の推測では、ユーザー数は少なく見積もっても2億人、1日当たりの送信メッセージ数は30億を超える。(そう見積もった理由:2012 年6月に iMessage のユーザー数が1億4千万人いるとアップルは主張した。また1年前には1日当たりのメッセージ数が20億だと主張した。最近の数字は不明だが、もしご存知なら教えて欲しい。)Facetime ではビデオ通話や音声通話ができるが、WhatsApp はどちらもできない。アップルは自らの望みどおりのメッセージングプラットフォームを、すなわちアップルのハードウェアにさらに価値を加えるプラットフォームを持っている。そしてまた App Store によって、WhatsApp であれ LINE、ViberFacebook Messenger、Twitter DM、その他何であれ、ユーザーが自由にアプリを使えるソフトウェアプラットフォームも所有しているのだ。