マクガバンレポート

当時アメリカでは心臓病の死亡率が一位で、癌は二位でしたが、心臓病だけでもアメリカの経済はパンクしかねないと言われる程医療費が増大していたのであります(1977年には1180億ドル―約25兆円)が、そんな財政的危機を何とか打開しようということで、医療改革が進められたのであります。

そして、その一環として上院に「国民栄養問題アメリカ上院特別委員会」を設置し、全世界からよりすぐりの医学・栄養学者を結集して「食事(栄養)と健康・慢性疾患の関係」についての世界的規模の調査・研究が7年間の歳月と数千万ドルの国費を投入して行なわれ、5000ページに及ぶ膨大な報告がなされているのでありますが、それを「上院レポート」又は委員長の名前をとって「マクガバンレポート」とも呼んでいます

こんな記述で始まるページにある「マクガバンレポート」に関する翻訳本が2009年になって発売されたものがあり、こんな重要なものがいままで日本にも知らされなかったことに驚いています。