もっともな話し

医学では、「症状」というと、何か悪いものを指す言葉のように使われている。医者は「病気の症状」と言い、症状を抑圧するために化学物質を処方する。痛みがあれば、鎮痛剤を処方する。高血圧であれば、人工的に血圧を下げる化学物質を処方する。こうして症状を診断し、症状を抑圧する行為が、「主流の医療」と呼ばれている。だが、それが根本的に間違った医療だとしたらどうする? 症状というものが、災難ではなく、実はプレゼントだったなら、どうする? 症状が、本当は健康に関する大事な情報を伝えるメッセージだったら、どうするのだ?

症状はメッセージを運んでいる。助けを求める身体の叫びだ。そして、症状を抑圧するので はなく、メッセージに耳を傾けることを学べば、自分自身に備わっている本来の健康パワーを解き放つ重要なきっかけになるだろう。例えば、フリスビーをしていて捻挫したなら、身体は痛みをメッセージとして送る。そのメッセージには、「この部位は負傷した。治るまで使わないで」という重要な情報が含まれている。そのメッセージを尊重するなら、あなたは足首が回復するまで待つだろう。足首が治り、再び使っても安全になれば、痛みも 消える。そうなれば、また足首に体重をかけても大丈夫だ。

さらに精密に身体の症状に注意を払うには、身体から出るものを観察すると良い。

・体臭はあるだろうか? もしあるならば、食事内容が汚れている。牛乳、バター、肉が多すぎる。
・口臭はあるだろうか? 原因は体臭と同じで、食事が汚れている。または消化器の健康状態に問題がある。
・大便が固すぎる、柔らかすぎる、あるいは不健康な感じに見えるだろうか? 自然療法医に相談するとよい。大便は消化器官の健康状態を示している。
・尿に変な臭いがあるだろうか? アスパラガスを食べた後はそうなるが、通常は、悪臭があってはならない。もし奇妙な臭いがあるならば、自然療法医を訪ねてアドバイスを受けるとよいだろう。
・ときどき過呼吸になるだろうか? それは、過剰に酸性に偏った食事をしている証拠の可能性がある。または、糖尿病前症かもしれない。自然療法医に相談しよう。

こうして見ると、身体から出るものは、身体内部で発生していることを如実に示していることがわかるだろう。西洋医学の医者は、根底にある原因は何もわかっていなくとも、表層的にどこに問題があるのか突き止めるのは、実に得意だ。しかし症状を封じ込める薬を飲むというインチキにだけは引っかかってはいけない。症状は、根本原因は何かを突きとめる手がかりだ。根本的原因を解決せずして何も治癒したりはしない(ナチュラルニュース)